1 見出し語
1-1 頻度表示
見出し語のうち重要語には4種類の印をつける.
Aランク 約 900語 中学必修相当語彙
Bランク 約 2,800語 高校必修相当語彙
Cランク 約 3,700語 大学生社会人に必要な語彙
Dランク 約 8,000語 一般語彙
無印 Eランク 約43,000語 上記以外
1-2 配列
同じ綴りで大文字・小文字の違いがあるときは大文字を先に挙げる. 同一項目の場合, 略語などのピリオドのあるなしも含めて, 頻度順に列挙する. 頻度にきわだった差がない場合は, 米英の順とする.
e-mail, E-mail, 主に英 email
同一の語に複数の綴りがある場合は, 省略できる部分を( )に入れたり, 共通部分をハイフン(-)で示すことがある.
de・fense, 英 -・fence
※defenseまたはdefenceを示す.
by(-)line
※by-lineまたはbylineを示す.
数字を含む見出し語は, 数字をつづりで表した場合の位置に置く(p. 2136を参照).
1-3 同綴異語源
同じ綴りで語源が異なるものは, 右肩に数字を付けて区別する.
bow1, bow2, bow3
1-4 分綴
見出し語の音節の区切りはドット( ・ )で示す. 主見出しの複合語のうち, それぞれの要素が別途見出しとして挙げられたものについては各要素間を ・ で示すのみとする.
cam・er・a, camera・man
1-5 分離複合語
2語以上からなる見出し語(「分離複合語」という)は, 原則として第1要素となる語の項目に 印とともにまとめて記述する. スワングダッシュ(~)は親見出しと完全に一致する部分を示す. ダッシュ(-)は語形の一部が変化する場合の共通部分を示す. ただし, 内で用法指示を示している場合は, ~は分離複合語見出し全体を示す.
big ... BApple ... band
※それぞれ Big Apple, big band を示す.
crew1 ... ... sock 通例 ?s クルーソックス
※通例crew socksの形で用いられることを示す.
1-6 追い込み派生語
-ly, -ness, -mentなどの語尾が付加された派生語のうち, 低頻度の語については, 親項目の最後に追い込み派生見出しとして示す. その際, ~は親見出しと完全に一致する部分を示す.
frac・tious ... ?・ly ?・ness