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6 語義 

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 6-1 区分・配列

語義番号は 1, 2 などの数字で示す. その下位区分として a, b などの小文字アルファベットを用いることがある. 特に多義の項目では, サインポスト開き サインポスト閉じを使ったサインポストを立て, 大まかな意味のまとまりを示す. また, 機能語や多義の項目では, 語義の冒頭で略式文型表示ブラケット開き 略式文型表示ブラケット閉じに大まかな意味・用法を示す. 語義は原則として頻度順に示す. ただし, 小文字アルファベットで始まる項目やサインポストの下位の項目における黒字の語義は, それぞれ次に続く語義番号やサインポストの赤字の語義よりも頻度が低い場合もある.

 about 前置詞 サインポスト開き関係サインポスト閉じ 1 a 略式文型表示ブラケット開き関連略式文型表示ブラケット閉じ〈人・物・事〉について

  … b 略式文型表示ブラケット開き話題の導入略式文型表示ブラケット閉じ 二重パーレン開き二重パーレン閉じ(のこと)ですが

  2 略式文型表示ブラケット開き従事略式文型表示ブラケット閉じ 二重パーレン開き二重パーレン閉じ 略式文型表示ブラケット開きbe 〜 A略式文型表示ブラケット閉じ〈事・組織などが〉A〈事〉(最も基本的[重要])目的である

  サインポスト開き付随周辺サインポスト閉じ 3a 略式文型表示ブラケット開き性質・性格略式文型表示ブラケット閉じ〈人・物・事〉の性質[性格]

上の例では, 語義 2 は語義 3a よりも頻度が低いことを表す. なお, 下位の語義番号では語義間に大きな頻度差がないこともある.

語義項目の中でさらに語義区分する場合, 大きな区分はセミコロンで, 比較的小さな区分はコンマで区切る. 

 

 6-2 重要語義

A/B/Cランクの項目では, 各語義を太字で表示し, 特に使用頻度の高い語義を赤字で示す.

 

 6-3 内包的意味

内包的に持つ意味を補足説明するために( )を用いる.

 aberration 名刺 1 (常軌の)逸脱, (精神の)異常…

 

 6-4 選択制限

主にA/B/Cランクの動詞・形容詞・前置詞・副詞および成句・句動詞などについて, 共起する主語・目的語・補語などを示す選択制限を〈 〉に入れて表示する. 表示中の要素はできる限り頻度順で示す. 限定形容詞および副詞については, 選択制限は訳語の後に表示する.

 abandaned 形容詞 1 略式文型表示ブラケット開き通例 名刺 の前で略式文型表示ブラケット閉じ 人気 (ひとけ) のない, 放置された〈建物・車・ボートなど〉…  

 straight 副詞 ... 2 略式文型表示ブラケット開き場所・時間の表現と共に略式文型表示ブラケット閉じ すぐに, 直接〈行く・来る〉…

 

 6-5 略式連語表記

共起する前置詞, 節・句などに関する情報は, 《 》に入れて語義の後に斜字体で示し, 対応する訳語も同様に語義の前に示す. 《 》中の配列は頻度順で, 頻度がきわだって高いものは太い斜字体で示す. 意味的に異なる要素は / で区切る.

 adequate 形容詞 1 《 …のために/…するのに 》 十分な, 適当な 《 for/to do, for doing 》 …

 

 6-6 副詞辞

しばしば動詞に付加されるout, away, down, upなどの副詞辞は, 最後の訳語の後ろに( )に入れて斜字体で示す. ( )中の配列は頻度順で, 頻度がきわだって高いものは太い斜字体で示す.

 belch 動詞 自動詞 2〈大量の煙・炎などが〉《…から》(激しく)噴き出る, 上がる(out, 二重パーレン開き二重パーレン閉じ forth)《from, out of》 …

このような例では, 略式連語表記中のout ofが選ばれた場合, 副詞辞のoutは選ばれない.

 

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